飲み友達というか知人に風変わりな男がいる。
切符コレクターで本まで出してるのだ。
澤村光一郎先生だ。
その世界では知らない人は知らないという存在である。
違った。知らない人はいないという話だ。
その澤村先生に切符を買ってもらったのだ。
昔からなんとなく集めてたものだ。
市バスの定期券や回数券など叔母がくれたものもある。
鉄道の切符に混じってコンサートの半券もあった。
鉄道切符の値打ちは分からないがコンサートの方はね。
どうだ!スティービー・レイボーンだぜ。
あと、ジョー・ウォルシュとかシンディ・ローパーとか。
ブルースフェスなんかライトニン・ホプキンスにブラウニーマギーだ。
あれ?そんなの見たっけ?
覚えておけという指摘もある。
とにかく小さな袋に一杯分を引き取ってもらった。
ビールを結構飲める額になった。
それにしても切符の値打ちって分からない。
古ければいいというものでもないそうだ。
高校時代の定期券でいうと、南海→国鉄→阪神という三社通しだったが、
私は天王寺で買っていた。
つまり国鉄窓口なのだ。
それじゃ値打ちが低いのだという。
なんで阪神側で買わなかったのかと言われても困る。
できることなら16歳に戻って買い直したいものだ。
いわゆる「あの日に帰りたい」というヤツ。
ユーミンなんか歌っちゃうよ。
歌わなくていいという指摘もある。
澤村先生、ありがとうございました。